静電植毛ブラシとは

糸を0.5mm~3mmにカットした短パイルをシャフト、シート等の基材に植毛したブラシです。カットパイルを電界中に投入し、接着剤を介して基材に固定(植毛)します。
生地ブラシと同様に、ブラシ抵抗値の制御と安定化をはかりながら、低コスト、小径、省スペースを可能にするブラシです。

材料:ナイロン、ポリエステル
繊維太さ:0.5d~
毛足長さ:0.5mm~3mm
電気特性:絶縁、導電性(制御可能)
形状:ローラー、シート、チューブ

静電植毛ブラシのイメージ画像 静電植毛のプロセス

1静電植毛ブラシとは

静電植毛ブラシは、小径化、密度の均一性、低コスト化を可能にするといったメリットがあります。この特長を活かして
1)狭いスペースにブラシを搭載したい場合
2)ノイズ要因になる『巻き目』を無くしたい場合
3)従来の生地ブラシよりもコストを抑えたい場合
等の場面で活用いただけます。

ブラシ比較

2東英産業製植毛ブラシの特徴

東英産業の静電植毛ブラシは導電特性だけでなく、抜け毛への耐久性、パイル密度の安定性にも優れています。
これらの特長により、非常に高い品質が必要になる 電子写真装置用部品として多くの実績を頂いております。

パイル抜け毛量比較と、パイル密度制御比較

3静電植毛ブラシと生地ブラシの生産工程の違いによるメリット

生産工程の比較

静電植毛ブラシは従来の生地ブラシに比べ、工程が短く、ほとんどの工程を自動化で対応します。
製造リードタイムの短縮に加え、材料の無駄や工数が少なくすむため、コストパフォーマンスの良い製品です。

4静電植毛ブラシ活用例

帯電ブラシ イメージ画像

帯電ブラシ

帯電ゴムロールでは難しいクリーナレス方式が可能で、部品点数の少ないプロセス設計に貢献できます。また、従来生地ブラシの課題であった『巻き目』による画像ノイズの発生がありません。
φ10以下の小径化も可能で、コンパクト・低コストなプロセス設計に最適です。

帯電RCLブラシ イメージ画像

帯電RCLブラシ

帯電ゴムロールのクリーニング用途にご使用頂けます。小径化により狭いスペースでも搭載可能です。電圧をかけずトルクも抑えた簡易なシステムで、トナーや外添剤が除去できます。帯電RCLブラシは帯電プロセスの長寿命化に貢献できます。

シート植毛ブラシ イメージ画像

シート植毛ブラシ

ポリエステルフィルム上に植毛したシート状のブラシです。導電性を持ち電圧印加も可能です。ロールブラシより更に少ないスペースで帯電、除電、クリーニング等の様々な機能を発揮します。

シームレスチューブブラシ イメージ画像

シームレスチューブブラシ

ポリエステルフィルム上に静電植毛したシームレスな筒状のブラシです。
フィルムの弾性により、形状がフレキシブルかつ復元性があり、小径(内径φ6~50程度)で作製できます。

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